鹿島鬼木達監督、東京松橋力蔵監督が釜本邦茂さんの思い出語る サッカー教室、引退試合…
<明治安田J1:東京0-1鹿島>◇10日◇第25節◇味スタ
鹿島アントラーズ対FC東京戦後、両チームの監督がこの日、81歳で亡くなった元日本代表の釜本邦茂さんを追悼した。
1-0で勝利した鹿島の鬼木達監督は、選手、指導者としては接点がないというが、「小学生のときに、釜本さんのサッカークリニックに参加してことがあるので、勝手に身近には感じていた」と思いをはせた。
当時、釜本さんの持つボールを子どもたちが蹴ろうとしてもびくともせずキープし、右足で鋭いシュートを放ったのを鮮明に記憶しているという。「偉大な方が亡くなったことは残念に思いますが、そうやって自分の心に鮮明に残っているので、そういう方がいろいろサッカーの歴史をつくっているなと勝手ながら思っています。今はそういう思いです」と話した。
敗れた東京の松橋力蔵監督は、釜本さんの引退試合を父親に連れられて見に行った思い出があるという。「日本のレジェンド、日本サッカー界の多大なるご尽力いただいた方。感謝したい気持ちと安らかにお眠り下さいと申し上げさせていただければと思います」と語った。