【札幌】今季就任の岩政大樹監督解任、現在J2で10位 後任は札幌U-18柴田慎吾監督が候補
J2で10位の北海道コンサドーレ札幌が、岩政大樹監督(43)を解任することが10日、分かった。今季就任し、25試合を終えて10勝4分け11敗。自動昇格圏内(2位)までは勝ち点11差、プレーオフ圏内(6位)までは8差あり、13試合を残し、指揮官交代を決断した。
岩政監督は現役時代に日本代表経験のあるDFで、鹿島などでプレー。昨季はベトナム1部ハノイで監督を務めていた。7シーズン指揮を執っていたペトロビッチ前監督からバトンを引き継ぎ、就任時の会見では「継承と前進」をテーマに掲げてJ1昇格を目指したが、開幕からクラブ史上初の4連敗スタート。苦しい戦いが続いていた。
9日のアウェー長崎戦では1-2の逆転負けで連勝を逃し、昇格争いで後退。試合後は「勝ちたかったの一言ですし、最後まで勝ちにいった選手たちをたたえたい」と悔しさをにじませていた。さらに「まずはリフレッシュしてしっかり疲れをとった上で、また1週間準備ある。また特殊な相手。準備したい」と、次節16日秋田戦に向けて気持ちを切り替えていた。
リーグ戦25試合の采配で終えるのは、クラブでは98年石井肇氏(6試合)、02年柱谷哲二氏(7試合)に次ぐ短さ。後任は札幌元DFで現札幌U-18監督の柴田慎吾氏(40)が候補に挙がる。