山本浩二氏=25年6月

広島や阪急(現オリックス)の強打者として活躍し、現役引退後は指導者として多くの打者を育てた水谷実雄(みずたに・じつお)さんが10日午後2時56分、心不全のため、兵庫・西宮市の病院で死去した。77歳。宮崎県出身。葬儀告別式は近親者で行う。

広島OBで70年代にともに主軸を張った山本浩二氏(78)は「本当に良きライバルだった。残念でショックだ」と哀悼。「内角球のさばき方がすごかった。ウマが合ったので、家族ぐるみの付き合いをしていた。(監督就任の時は)打撃コーチをお願いした。最初から決めていた。江藤らを育ててくれた。最後に会ったのは、08年の北京五輪に行く時だと思う。(水谷さんが経営していた)西宮の居酒屋に星野(仙一)らと行ったんだ。あれが最後になった」などと惜しんだ。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 水谷実雄さん死去「良きライバル」ともに赤ヘルで主軸、山本浩二氏「内角球のさばき方がすごかった」