【G大阪】釜本さん死去 水谷社長が決意「釜本さんに近づける選手を育てるのはガンバの仕事」
日刊スポーツ 2025年08月10日 20:21:17
ガンバ大阪の水谷尚人社長(58)が10日、肺炎のため81歳で死去した釜本邦茂さんの訃報に接し、クラブとして意思を継いでいく思いを語った。
釜本さんは91年に前身の松下電器の監督に就任し、93年のJリーグ発足時に初代監督を務めたレジェンド。「Jリーグができた時、多くの人が新しいリーグがうまくいくのかと思ったと思う。その中で釜本さんが監督をやるガンバ大阪は注目を集めたと思うし、それは忘れてはいけないこと。感謝しなくちゃいけないと思っている」。日本サッカーをけん引してきた釜本さんが初代監督を務めたことが、今のクラブにつながっていると語った。
数多くの日本代表選手を輩出してきたG大阪アカデミーの母体になったのが、釜本さんが立ち上げた「釜本FC」であることもあり、あらためて育成に力を入れる思いも口にした。「“次の釜本”はつくれないと思うけど、釜本さんに近づける選手を育てるのは、ガンバアカデミーからトップチームの仕事。それはやらなくちゃいけないなと思う」。その重責をまっとうしていく覚悟を示した。
情報提供元: 日刊スポーツ