町田対神戸 試合前、釜本氏への哀悼の意を表し、黙とうをささげる選手たち(撮影・江口和貴)

<明治安田J1>◇第25節◇10日

日本サッカー界「史上最高ストライカー」釜本邦茂さんが10日午前4時4分、肺炎のため大阪府内の病院で死去した。81歳だった。京都府出身。日本代表として68年メキシコ五輪で7得点を挙げ得点王に輝き銅メダルに貢献。国際Aマッチ男子歴代1位の75得点、日本リーグはヤンマーで202得点を誇る。93年Jリーグ開幕時のG大阪監督、日本サッカー協会の副会長、政治家としても活躍。最近は病気療養していた。通夜、告別式は近親者で執り行う。後日、お別れの会を開く予定だ。

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明治安田J1第25節が各地で行われ、この日亡くなった釜本さんを偲び、黙とうが行われた。町田Gスタで行われた町田-神戸戦では、会場アナウンスで釜本さんの日本サッカー界への多大な功績を伝える中、両チームの選手がセンターサークルに並び、会場の観客も起立し、黙とうをささげた。釜本さんら偉大な先人たちが整えたJリーグは今季で33年目を迎え、地域密着という尊いスポーツ文化を醸成した。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 「史上最高ストライカー」釜本邦茂さん偲ぶ 町田-神戸でも両軍選手と会場の観客も起立し黙とう