4人制サッカー「4v4」のアジア杯のスペシャルマッチに出場した元日本代表MF本田圭佑(撮影・佐藤成)

日本サッカー界の「史上最高ストライカー」釜本邦茂氏が10日午前4時4分、大阪府内の病院で肺炎のため死去した。81歳だった。日本サッカー協会(JFA)の宮本恒靖会長(48)が、協会を通じてコメントを発表し、釜本さんを悼んだ。

この日、都内で4人制サッカー「4v4」アジア杯後のスペシャルマッチに出場した本田圭佑(39)が釜本さんと悼んだ。

本田はサッカーをはじめたての小学2、3年時に釜本氏のサッカースクールに参加したことがあるという。「釜本さんのゴール前の感じは印象的でした。僕にとってはサッカーを始めたスタート時に影響を受けた人」と思い起こし、「残念ですね」と思いを明かした。

釜本氏は日本代表歴代最多の国際Aマッチ75得点を記録した。本田自身は歴代4位タイの37得点。代表で一時代を築いた選手としてその偉大さを実感する。「僕にはなれなかった点取り屋としての記録保持者。そしてその印象をいろいろな国民の方に与えているのは唯一無二。あの記録を抜く選手が出てくるのが今のところ想像できない、すさまじい記録」と話した。

特徴的なコメントも印象深いといい「サッカー界は代わってきていますけど、それでもストライカーとして必要な能力、考え方はいまだに釜本さんのコメントをみてもたくさん学べるところはあるのではないか」とリスペクトを示した。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 本田圭佑が釜本邦茂さん悼む「唯一無二。すさまじい記録。たくさん学べるところある」