津田学園・佐川竜朗監督(2025年8月7日撮影)

全国高校野球選手権(甲子園)で広陵(広島)の出場辞退に伴い、2回戦不戦勝となった津田学園(三重)の佐川竜朗監督が10日、大会本部を通じてコメントを発表した。7日1回戦で叡明(埼玉)に5-4で勝利し、14日2回戦で広陵との対戦が予定されていた。津田学園は6年ぶり3度目の出場で、初の3回戦進出となった。コメントは以下の通り。

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「監督として過去2回、夏の甲子園に出場して、2回とも2勝目の壁が破れなかったので、3回目の今回は2勝目をかけた広陵との対戦を楽しみにしていました。中井哲之監督には、甲子園練習の時に『守備をふだん通りにしっかりやれば2回勝てるよ』と声をかけていただき、その後の組み合わせ抽選会で、勝ち進めば広陵と当たることになったので、宿命的なものも感じていました。SNSを通じていろいろな話がとびかっていたのは承知していますが、選手には『グラウンドに立ったら雑念は切り離せ』と言い続け、1回戦以後は広陵をイメージした練習をしてきただけに、今回の辞退は残念でなりません。3回戦までは日があくので、今夜にも選手たちに事情を説明して練習メニューを考え、『広陵戦から頭を切りかえよう』と言うつもりです。選手たちも2回戦を楽しみにしていたので、経験値が1回少ないまま3回戦を迎えるのは、やや不安もありますが、しっかり準備をしたいと考えています」

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【甲子園】広陵出場辞退で2回戦不戦勝の津田学園・佐川監督「広陵との対戦楽しみにしていた」