釜本邦茂(左)の引退試合に駆けつけたペレ。セルジオ越後氏は、この時のペレの通訳を務めた=1984年8月25日

日本サッカー界の「史上最高ストライカー」釜本邦茂氏が10日午前4時4分、大阪府内の病院で肺炎のため死去した。81歳だった。Jリーグが発表した。68年メキシコ五輪で7得点を挙げ得点王に輝き銅メダルを獲得。日本代表として国際Aマッチ男子歴代1位の75得点を誇る。日本リーグ(JSL)ではヤンマーで202得点など選手兼任監督も担い、93年のJリーグ開幕時はG大阪の初代監督も務めた。日本サッカー協会(JFA)の副会長などを歴任しただけでなく、政治家としても活躍。「ガマさん」の愛称で親しまれた。

釜本さんは国際Aマッチ通算75得点、日本リーグ通算202得点、天皇杯通算60得点で、いずれも日本歴代最多。国際Aマッチ通算得点の歴代2位であるFW三浦知良に20点差、日本リーグ通算得点の2位のFW碓井博行に117点差、天皇杯通算でも2位以下に35点差をつけて断トツとなっている。

◆国際Aマッチ通算得点

(1)釜本邦茂 75得点76試合

(2)三浦知良 55得点89試合

(3)岡崎慎司 50得点119試合

◆日本リーグ通算得点

(1)釜本邦茂 202得点251試合

(2)碓井博行 85得点200試合

(3)松永章  82得点176試合

◆天皇杯通算得点

(1)釜本邦茂 60得点59試合

(2)水沼貴史 25得点47試合

(2)柱谷幸一 25得点43試合

(2)バロン  25得点23試合

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 釜本邦茂さん、偉大さ際立つ「断トツ3冠」国際Aマッチ、日本リーグ、天皇杯通算得点ランク1位