ローリー2戦連発の44号、リーグ2位ジャッジに7本差独走 イチロー氏永久欠番セレモニー後
<マリナーズ-レイズ>◇9日(日本時間10日)◇Tモバイルパーク
マリナーズのカル・ローリー捕手(28)が、2試合連続の44号本塁打を放った。
これでア・リーグ2位の37本塁打を放っているヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手と7本差をつけトップを独走。ナ・リーグ1位の41本塁打を放っているフィリーズの指名打者カイル・シュワバーとは3本差となった。
ローリーは本拠地でのレイズ戦に「2番捕手」で出場し、2-1の3回無死一、二塁で迎えた第2打席。先発右腕ボイルの初球フォーシームを捉え、逆方向の左翼スタンドに44号3ランをたたき込んだ。前日の8回に放った劇的な逆転3ランに続いて2試合連続の1発。チーム118試合で44本は年間60.1本ペースとなった。21年にサルバドール・ペレス(ロイヤルズ)が記録した捕手によるメジャー最多記録48本まであと4本に迫った。
この日の試合前には会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏(51)の背番号「51」の永久欠番セレモニーが行われ、同氏はスピーチで選手に向けて「チャンスをつかんでほしい」と激励。その期待に応えるように、初回には同氏を師と仰ぐフリオ・ロドリゲス外野手(24)が22号逆転2ラン、さらにローリーの3ランの直後には2打席連発となる23号ソロを放つなど、試合を有利に進めている。