明豊対市船橋 6回表市船橋2死二塁、花嶋は三塁内野安打を放ちヘッドスライディングする(撮影・藤尾明華)

<全国高校野球選手権:明豊6-2市船橋>◇9日◇1回戦

プロ注目の市船橋・花嶋大和捕手(3年)のほおに、悔しさと、うれしさが入り交じった涙がこぼれた。

「自分のミスが多くて…。チームに迷惑をかけ続けた3年間でした」。3回の守りで一塁への悪送球を悔やみ声を詰まらせたが、打撃での3打数2安打には「自分のスイングをできたことは素直にうれしかった」と、笑みを浮かべた。

5歳から小3まで「野球に生かすために」と相撲を習い、ドッシリした下半身を作った。家では毎日、四股を踏むのが日課。国技館で開催された「白鵬杯」に出場し3勝した経験も。小3で野球を始めると、夢はプロ野球選手になった。「本当に野球が楽しくて仕方なかった」と、甲子園を目指した。

千葉大会決勝で左ほおを負傷し、10針を縫って抜糸したばかり。今後の進路は「帰ってから相談して。高いレベルでやりたい」と涙を拭いた。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【甲子園】プロ注目の市船橋・花嶋大和が涙「迷惑かけ続けた3年間」進路は「帰ってから相談」