横浜FC対浦和 勝利を飾り笑顔を見せる浦和小森(撮影・水谷安孝)

<明治安田J1:横浜FC1-2浦和>◇第25節◇9日◇ニッパツ

浦和が横浜FCに2-1で勝利し、4月13日の町田戦(国立競技場)以来のアウェー戦勝ち点3を挙げた。6月にベルギーのシントトロイデンから加入したFW小森飛絢(ひいろ、25)が先制弾含む2ゴール。公式戦5試合4ゴールと抜群の得点力が光った。

   ◇   ◇   ◇

前半8分だった。GK西川のロングフィートにMF金子が右サイドからエリア前付近まで切り込むと、パスを受けたMFサヴィオがエリア内にスルーパス。裏に抜け出した金子がシュートを放つと、ボールは相手GKからこぼれた。最後は小森がゴール前混戦から押し込んで決めた。

6日に25歳の誕生日を迎えたJ2山形との天皇杯4回戦に続く2試合連続ゴールに「やってやったぞって感じ」と、喜ぶサポーターへ、投げキッスを送った。

ここまでホーム戦は9勝2分け2敗と勝負強さが光る浦和。しかし、アウェー戦は1勝6分け4敗と苦戦を強いられていた。

それでも、6月のクラブW杯直前に電撃的に加入したストライカーは、敵地の山形戦でも同点からの決勝弾。さらに、ニッパツでのこの日のアウエー戦は後半8分もこぼれ球に反応し右足でネットを揺らした。チームの内弁慶ぶりを解消した。

移籍後、公式戦5試合4得点と頼もしく、昨季J2千葉で23ゴールを挙げた得点王は、アウェー戦における「浦和のヒーロー」になりつつある。しかし、「常にセンターバックと駆け引きはしていたし、もっと改善しなければならない。もっとチームを勝利につながるゴールを取れるようにしたい」と先を見据えた。【泉光太郎】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【浦和】4・13以来のアウェー戦勝ち点3 小森飛絢が2発「もっと改善」公式戦5試合4ゴール