東海大熊本星翔戦に向けてブルペンで投球練習する北海のエース浅水(撮影・保坂果那)

<全国高校野球選手権:北海-東海大熊本星翔>◇10日◇1回戦◇甲子園

2年ぶり41度目甲子園出場の北海(南北海道)が9日、東海大熊本星翔(熊本)との1回戦を翌日に控え、兵庫県内で練習を行った。左腕エース浅水結翔投手(3年)はブルペンで投球練習を行い、途中から左右の打席に打者を立たせて、計39球を投げた。「(仕上がりは)順調に進んでいる。いよいよ。楽しみっていうのが結構強い」と期待感を口にした。

新しい相棒とともに聖地マウンドに立つ。甲子園に向けてグラブを新調。OBで元日本ハム鍵谷氏の現役時代と同様に、校章と同じく星のデザインがあしらわれている。中には北海道の地形が刺しゅうされている特別仕様。「北海道代表として恥じないプレーをしたい」と気持ちを高める。

はやる気持ちの一方、10日の天気予報は雨。降雨の中でのプレーになる可能性もある。「雨でも投げるように練習してきたので、心配や不安な部分はない。いつもどおり焦らずやっていければ」と構える。

甲子園は妹があと1歩で届かなかった舞台。2学年下の梨来(りら)投手は女子野球の強豪、神戸弘陵で1年生ながら主力。今年の全国高校女子野球選手権では準決勝で敗れ、今月2日の甲子園での決勝進出を逃した。北海道から家族が応援に駆けつけるが「妹も来て欲しい」と願う。妹の悔しさも背負って聖地へ。「早く投げたい。負けたくない」と集中していた。【保坂果那】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【甲子園】北海エース浅水結翔「いよいよ。楽しみ」特別仕様のグラブで聖地マウンドに 10日初戦