【甲子園】初出場の聖隷クリストファーが初勝利 2年生左腕高部陸が4安打1失点自責0の快投
<全国高校野球選手権:聖隷クリストファー5-1明秀学園日立>◇9日◇1回戦
初出場の聖隷クリストファー(静岡)が明秀学園日立(茨城)を破り、甲子園初勝利を挙げた。静岡県勢は夏の甲子園90勝に到達した。全国14位。上村敏正監督(68)は浜松商時代に昭和と平成、そして今回の勝利で3元号勝利を達成した。
2年生左腕の高部陸投手が快投。4安打1失点(自責0)で完投した。最速145キロ直球と鋭いスライダーで相手打線をねじ伏せた。
打線は1-1の6回、1死満塁から内野ゴロで勝ち越し。8回にはセーフティースクイズなどで3点を加えた。
明秀学園日立は3年ぶりの白星を逃した。先発の中岡誠志郎投手(3年)が7回まで2失点と踏ん張ったが8回に3点を奪われ力尽きた。
◆聖隷クリストファー 1966年(昭41)創設の私立校。01年に聖隷学園から現校名に変更。生徒数933人(女子511人)。野球部は1985年創部で部員は73人。甲子園出場は春夏通じて初。主なOBはパラ競泳選手の鈴木孝幸、元中日の鈴木翔太。所在地は浜松市中央区三方原町3453。上村敏正校長(野球部監督)。