バルセロナGKテア・シュテーゲン(2019年撮影)

スペイン1部バルセロナは8日、ドイツ代表GKテア・シュテーゲン(33)が手術後のメディカルリポートをスペインリーグに提出するための同意書にサインしたことを発表した。併せて、懲戒手続きを終了し、キャプテンに復帰させたことも伝えている。

テア・シュテーゲンは先月29日に腰部の手術を受けたが、これが大問題に発展した。

その理由は、バルセロナが依然としてサラリーキャップ(選手の契約年数に合わせて分割された移籍金や選手年俸などの限度額)に大きな問題を抱え、スペインリーグに新戦力を登録できないためだ。

テア・シュテーゲンの欠場期間がスペインリーグに4カ月と判断された場合は年俸の5割、5カ月の場合は8割をサラリーキャップから削減でき、今夏獲得したGKジョアン・ガルシアなどの登録が可能になる。

そのためバルセロナは、メディカルリポートをスペインリーグに提出するための同意書にサインするようにテア・シュテーゲンに迫るも拒否された。このことはクラブ内で大きな怒りを買い、懲戒手続きを開始。7日に公式声明を出し、「キャプテン職を一時的に剥奪することを決定した」と伝えていた。

クラブはこの後、スペインリーグにメディカルリポートを提出し、審査を受けることになる。しかし、テア・シュテーゲンの給与の一部を新戦力の登録に充てるためには、復帰に少なくとも4カ月かかると判断されなければならない。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 バルセロナGKテア・シュテーゲン、メディカルリポート提出の同意書にサイン 主将に復帰へ