【阪神】まさか…9回に追いつかれ延長12回に逆転負け 優勝マジックは31のまま
<阪神1-3ヤクルト>◇8日◇京セラドーム大阪
阪神が9回に追いつかれ、延長戦の末にまさかの逆転負けを喫した。優勝マジックは31のまま減らず連敗。カード初戦での黒星は7月15日中日戦以来、6カードぶりとなった。
1点リードで迎えた9回。ここまで無失点投球を続けてきた伊藤将司投手(29)が暗転。先頭のヤクルト内山に左翼線へ二塁打を浴び、1死三塁から野選で同点に追いつかれた。
そして延長12回、5番手湯浅京己投手(26)が2死から2本の安打と四球で2死満塁とし、6番手桐敷拓馬投手(26)に交代。迎えた増田をカウント2-2と追い込むも、直球を捉えられ勝ち越しの2点中前適時打を許した。
先制は阪神佐藤輝明内野手(26)の1発だった。4回2死、カウント3-1からヤクルト高梨の甘く入ったフォークを右翼席中段に運んだ。7日中日戦から2戦連発で30号本塁打に到達。球団の生え抜きでは、日本一になった85年の掛布雅之(40本)、同じく岡田彰布(35本)以来、40年ぶりとなった。
この日は新イベント「TIGERS B-LUCK DYNAMITE SERIES」が初開催。上下黒のブラックユニホームに身を包んだ選手たちだったが、白星で飾ることはできなかった。