バルセロナ、テア・シュテーゲンから一時的にキャプテン職剥奪を発表 アラウホが代役
バルセロナは7日、ドイツ代表GKテア・シュテーゲン(33)から一時的にキャプテンの座を剥奪することを発表した。
依然としてサラリーキャップ(選手の契約年数に合わせて分割された移籍金や選手年俸などの限度額)による選手登録に大きな問題を抱えるバルセロナでは現在、7月29日に腰部の手術を受けたテア・シュテーゲンの復帰時期が注目を集めている。
その理由は、スペインリーグの医療委員会に欠場期間が4カ月と認められた場合はテア・シュテーゲンの年俸の5割、5カ月の場合は8割をサラリーキャップから削減でき、今夏獲得したGKジョアン・ガルシアなどの登録が可能になるためだ。
そのため、バルセロナは医療委員会にメディカルリポートを提出するための同意書へのサインをテア・シュテーゲンに求めたが、拒否されたという。このことはクラブ内で大きな怒りを買い、懲戒手続きを開始していた。
クラブは7日に公式声明を出し、「テア・シュテーゲン選手に対する懲戒手続きを開始したことを受け、この手続きが最終的に解決されるまで、クラブはスポーツ部門と技術スタッフと合意の上、トップチームのキャプテン職を一時的に剥奪することを決定した」と理由を説明。併せて、その間に第2キャプテンのアラウホが第1キャプテンの役割を務めることを伝えている。(高橋智行通信員)