国際ボクシング連盟(IBF)ライトフライ級王座の挑戦者決定戦は28日、名古屋国際会議場で行われ、世界ボクシング評議会(WBC)同級元王者の矢吹正道(緑)がIBF同級7位のロナルド・チャコン(ベネズエラ)を11回2分35秒TKOで下し、世界再挑戦の権利を得た。 矢吹は積極的にジャブを放って主導権を握り、7回に2度、8回に1度のダウンを奪取。11回に連打を浴びせると、レフェリーが試合を止めた。「いい形で終えられてよかった。世界王者にもう一度なりたい」と語った。 矢吹は昨年3月の初防衛戦で寺地拳四朗(BMB)に敗れ、王座から陥落。今回が再起2戦目だった。戦績は15勝(14KO)4敗。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕IBF世界ライトフライ級挑戦者決定戦の10回、チャコン(左)を攻める矢吹正道=28日、名古屋市熱田区