無尽蔵のスタミナで走り続けた。クロアチアのモドリッチは37歳で迎えた4度目のW杯を3位で終え、「細かいことよりもメダルを取れたのが一番大事なこと」。全7試合に先発出場。試合終了の笛が鳴り、偉大な主将の元にチームメートが一斉に駆け寄ってきた。 この日はダブルボランチの一角を担い、攻守に奮闘。前半には寄せてきた相手をキックフェイントでかわし、ペナルティーエリア手前から強烈なシュートを放つ。GKに阻まれたが、その後も広い視野で試合をコントロールした。献身的に走り、仲間を鼓舞する姿は最後まで頼もしかった。 前回大会はチームの準優勝に貢献し、最優秀選手賞にも輝いた。今大会限りで代表のユニホームを脱ぐ可能性も取り沙汰されていたが、「まだ続ける」と明言。少なくとも欧州ネーションズリーグが終わる来年6月まではプレーする方針だ。懸命に戦うクロアチアを象徴する存在。幕引きにはまだ早い。 (ドーハ時事) 【時事通信社】 〔写真説明〕後半、攻め上がるクロアチアのモドリッチ(手前)=17日、ドーハ 〔写真説明〕3位決定戦に勝利し、メダルをかむクロアチアのモドリッチ=17日、ドーハ 〔写真説明〕前半、グバルディオル(左奥)の先制ゴールを喜ぶクロアチアのモドリッチ(右)=17日、ドーハ 〔写真説明〕前半、モロッコのサビリ(左)をマークするクロアチアのモドリッチ=17日、ドーハ