太田IOC委員が懸念=「意思決定が曖昧」―札幌五輪招致
時事通信社 2022年10月31日 19:35:37
フェンシングの五輪メダリストで、国際オリンピック委員会(IOC)委員を務める太田雄貴氏が31日、東京都内で取材に応じ、札幌市が目指す2030年冬季五輪招致について「誰がどういう意思決定をするのか、というところが曖昧なまま進むことに対しては非常に懸念している」と語った。太田氏は、招致に向けて札幌市などが設置したプロモーション委員会の委員を務めている。 太田氏は東京五輪を巡る汚職事件に触れ、「まだ結論が出たわけではない中、(札幌招致を)進める意味と意義がもう一度問われている」と指摘。さらに「いったん歩みを止めようという判断もオプションとして持っておくべきだと思う。走り始めた列車を止められない、みたいなことがあっては良くない」と強調した。 (了)【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 太田IOC委員が懸念=「意思決定が曖昧」―札幌五輪招致 」