宇野はSP2位から逆転で優勝を手にし、昨季世界王者の貫禄を示した。冒頭の4回転が乱れるなど、ジャンプは全体的に本調子ではなかったが、前夜のSPで失敗した4回転トーループ―3回転トーループは演技後半にスムーズに着氷。「次に向かえるようなトーループに一日で切り替えられた。すごくいい試合になった」と喜んだ。 フリーでは上回ったものの、2位に入った三浦の勢いも見せつけられた。「すごいスピードで成長していて、今年中に世界のトップで戦う選手になる。置いていかれないように頑張らないといけない」と、17歳に刺激を受けた様子だった。 (ミシサガ時事) 【時事通信社】 〔写真説明〕男子フリーで演技する宇野昌磨=29日、カナダ・ミシサガ(ロイター時事)