【ニューヨーク時事】カナダのバンクーバーが関心を示している2030年冬季五輪・パラリンピック招致について、同市のあるブリティッシュコロンビア州は27日、支持しないと表明した。当局者は声明で開催コストへの懸念を理由に挙げ、「何十億ドルもの直接の費用がかかり、保証や賠償責任のリスクもある。住民が抱える諸問題に対処する州の機能を脅かす可能性がある」とした。  30年五輪には札幌市とソルトレークシティー(米国)も招致に向けて動いており、バンクーバーが撤退すれば、候補が両都市に絞られる構図となる。また、ソルトレークシティーは34年大会の招致を優先させる可能性を示している。  国際オリンピック委員会(IOC)は来秋の総会(インド・ムンバイ)で開催地を決める見込み。 (了)【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 バンクーバー招致、州が不支持=開催コスト懸念―30年冬季五輪