プロ10年目で飛躍を遂げている広島の上本が、本拠地での初アーチとなる特大のプロ2号を放った。  7番遊撃で先発出場。二回1死一塁で打席へ向かった。追い込まれてからの6球目を捉えた打球は大きな放物線を描き、左翼席上段への先制2ラン。「必死にいった。まず先に点を取ることができてよかった」と喜んだ。  今季はオープン戦でサヨナラ3ランを放つなど結果を残し、自身初の開幕スタメンをつかんだ。ファウルで粘って四球を選び、甘い球を捉えて安打にするなど、チームの開幕6連勝に貢献した。  新型コロナウイルス感染による離脱などもあったが、今月10日には敵地でのヤクルト戦でプロ1号をマーク。「勝ちに貢献できるような仕事をしたい」と力強く誓っていた。  クライマックスシリーズ(CS)進出に向け、最後の1枠を阪神、巨人と争う。負けられない試合が続くチームを勇気づける一撃となった。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕2回、先制の2点本塁打を放つ広島の上本=29日、マツダスタジアム
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 上本、先制の本拠地初アーチ=10年目は飛躍の年に―プロ野球・広島