日本相撲協会は23日、元小結で西幕下33枚目の常幸龍(34)=本名佐久間貴之、東京都出身、木瀬部屋=が現役を引退したと発表した。 日大2年だった2008年に学生横綱のタイトルを獲得。11年5月の技量審査場所で前相撲から取り、序ノ口デビューからは史上1位となる27連勝を記録した。 12年九州場所には初土俵から所要9場所で新入幕。幕下付け出しを除くと、年6場所制となった1958年以降で最速の昇進だった。14年秋場所で新小結に昇進し、15年初場所で日馬富士から金星を獲得。右膝のけがなどもあり、16年初場所を最後に幕内から遠ざかっていた。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕常幸龍