東京六大学の早大などアマチュア野球の監督を歴任した応武篤良(おうたけ・あつよし)さんが7日に死去したことが分かった。64歳だった。広島県出身。葬儀は近親者のみで行う。 広島・崇徳高で捕手として1976年選抜大会の優勝を経験し、早大に進学。新日鉄広畑(現日本製鉄広畑)時代には、野球が公開競技だった88年ソウル五輪に臨み、銀メダルを獲得した。 監督としては、新日鉄君津(現日本製鉄かずさマジック)で松中信彦(元ソフトバンク)や渡辺俊介(元ロッテ)らを指導。早大では2007年入学の斎藤佑樹(元日本ハム)、大石達也(元西武)、福井優也(楽天)を擁して一時代を築き、10年限りで退任した。その後は崇徳高の監督も務めた。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕デビュー戦で勝利投手になった斎藤佑樹投手(右)と握手する早大の応武篤良監督=2007年4月14日、神宮球場