右サイドバックで先発した浦和の酒井はパリ・サンジェルマンのエムバペと久々にマッチアップ。「完全に対応したのに抜かれた場面もあった。DFとしては致命的。率直に悔しい」と唇をかんだ。
 昨年までマルセイユに所属し、国内で「フランス・ダービー」と呼ばれるPSG戦でしのぎを削ってきた。エムバペにはこれまでと違うスピードを感じたそうで「ダービーマッチのときは緊張感があったが、リラックスしたエムバペは緩急がすごかった。他の選手とレベルが違う」と驚きの表情で語った。
 浦和の親善試合では最多となる6万1175人を集めた注目の一戦で、世界のトップレベルを改めて実感。11月開幕のワールドカップ(W杯)に向け、酒井は「決める能力、決めさせない能力に差がある。日本も突き詰めていかないと、W杯で突破できない」と表情を引き締めた。 (了)
【時事通信社】
〔写真説明〕前半、ドリブルで攻め上がるパリ・サンジェルマンのエムバペ(右)。左は浦和の酒井=23日、埼玉スタジアム
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 浦和の酒井、「レベル違う」=エムバペとマッチアップ―サッカー親善試合