プロボクシングの世界バンタム級3団体王座統一戦(7日、さいたまスーパーアリーナ)で対戦する2団体王者の井上尚弥(大橋)と世界ボクシング評議会(WBC)王者のノニト・ドネア(フィリピン)が3日、横浜市内のホテルで記者会見に臨んだ。テーブル上には両王者のベルトが飾られ、井上尚は「わくわくしている。3本のベルトが並ぶと、よりモチベーションが高くなる」と闘志を燃やした。 2人ともこの試合に勝つことを前提に、その先の世界主要4団体王座統一に照準を定めている。井上尚は「目標に向けた通過点にしかすぎない一戦」と力を込めた。 ドネアにとっても特別な試合。「キャリア最大の一戦になると確信している。勝つことで、まだ達成していない4団体統一に近づける」と引き締まった表情で語った。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕ポーズを取る井上尚弥(左)とノニト・ドネア=3日、横浜市(代表撮影)