西武の山川が、巧みに逆転アーチを架けた。1点を先制された直後の三回1死一塁。フルカウントからの内角球を、体をくるりと回転させながら捉え、左翼ポール際に放り込んだ。「打撃練習でもなかなかできない打ち方。(うまく)反応してくれたきょうの僕に感謝」とおどけた。 けがで約3週間戦列を離れたが、本塁打はリーグ最速で10号に到達。「本塁打を打てるスイングをし続けることが大事。どんどん攻めていきたい」と気合を入れた。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕3回、逆転2ランを放ち、ベンチ前で喜ぶ西武の山川(中央)=3日、ベルーナドーム