昨夏の東京五輪卓球女子団体で銀メダルを獲得した平野美宇(木下グループ)が17日、甲子園球場で行われた阪神―巨人の始球式に登場した。ピンクを基調としたグラブを左手に着けてマウンドへ。「変わったフォームをして爪痕を残せたら」と、卓球のサーブの構えを見せてから振りかぶった。球はワンバウンドで捕手のミットに収まり、「甲子園球場で投げられて、人生の思い出になった」と笑顔だった。 甲子園には4万1175人の観客が入った。「(プロ野球は)人気だなと改めて実感した。これをきっかけに卓球も見ていただけたらうれしい」と願った。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕始球式に登場した卓球の平野美宇=17日、甲子園