パドレスのダルビッシュは、2年連続で任された大役に快投で応えた。開幕戦の緊張感は「全くなかった。むしろ楽しみにしていた」。序盤から直球が走って無安打投球を続けた。ただ、制球が安定せず6回で92球を要し、ここで降板。「球数的に(ノーヒットノーランは)ないのは分かっていた」と淡々と振り返った。 開幕前日には、昨季30登板すべてでバッテリーを組んだカラティニがトレード移籍。それでも正捕手ノラと、今季から採用された電子機器でサイン交換を試すなど意思疎通を図り、「(昨季と)違う投球ができた」とうなずいた。 チームは九回に登板した元阪神のスアレスが乱調で、逆転サヨナラ負け。開幕投手としての役割を果たしたダルビッシュは、「気にせず前を向いてほしい」と同僚を気遣った。(フェニックス時事) 【時事通信社】 〔写真説明〕ダイヤモンドバックス戦に先発登板し、力投するパドレスのダルビッシュ=7日、フェニックス(ロイター時事)