前年優勝者がディナー主催=クラブ寄贈の慣例も―マスターズゴルフ
時事通信社 2022年04月04日 18:59:07
【オーガスタ(米ジョージア州)時事】7日に開幕する男子ゴルフのメジャー大会、マスターズ・トーナメント(米ジョージア州オーガスタ)に、松山英樹は前年優勝者として臨む。グリーンジャケットに袖を通し、今年は特別な役割も担う。 他のメジャー大会とは異なり、優勝者には生涯にわたって出場権が与えられるマスターズ。開幕の2日前には「チャンピオンズディナー」が開かれ、歴代勝者が集う。今年は松山がホスト役を務め、メニューも決める。マスターズ5勝のタイガー・ウッズ(米国)は出席の意向で、「どんなすしが出るか分からないが、すてきなディナーになるだろうね」と日本らしいもてなしを期待する。 松山は「英語がしゃべれないので、楽しみよりも緊張すると思う」と話すが、ディナーの品目は「決まっている」。ゴルフの聖地でアジア人初の栄誉を担う。 チャンピオンは大会後に、クラブをオーガスタ・ナショナルGCに寄贈するのが慣例。松山はロフト56度のウエッジを選んだことを明かした。「それが活躍してくれたおかげで勝てた」。持ち前の精度の高いショットに自信をにじませた。 優勝者は伝統あるオーガスタの名誉会員となり、翌年の最終ラウンド後に「バトラーキャビン」と呼ばれる建物の一室で新チャンピオンにグリーンジャケットを贈り、その後の表彰式にも出席する。昨年はダスティン・ジョンソン(米国)が務めたが、今年はどんな光景が見られるだろうか。(了)【時事通信社】
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