3季ぶり2度目のW杯総合優勝を果たした小林陵侑との主なやりとりは次の通り。 ―前回の総合優勝との気持ちの違いは。 あまり覚えていないが、一回も(日本に)帰らずタフなシーズンだった。こういう形で終われてよかった。(個人ノーマルヒルを制した北京五輪と)どっちも勝っちゃって。すごい、すごいシーズンになった。うれしい。 ―それができた要因は。 W杯はずっと安定していいジャンプができていたし、五輪では爆発力を見せられた。ジャンプ週間ももう少しでグランドスラム(完全制覇)だった。 ―苦しい時期も踏ん張れた。 普通は踏ん張れないですけどね。家にも帰れないし、めっちゃよくやったと思う。 ―会場に両親を呼び、表彰式を一緒に祝った。 なかなか総合優勝争いは見せられないので、見せられてよかった。 ―来季以降の目標は。 札幌のW杯で表彰台に乗れればいいかなと。難しいシーズンになるのは予想できているので、ゆっくりやっていきたい。ルールも相当変わるが、焦らずやりたい。(時事) 【時事通信社】 〔写真説明〕個人総合優勝を果たし、トロフィーにキスする小林陵侑=27日、スロベニア・プラニツァ(AFP時事)