倉敷工の福島主将は、真っすぐな目ではきはきと選手宣誓の大役を終えた。名前を呼ばれた時から、足が震えるほど緊張していたそう。「心の中で、できると唱えながら最後までやり切れたのでとてもよかった。100点だと思う」と、ほっとした表情を浮かべた。 感謝の言葉を多く使った宣誓文の中で、「ありがとう」というフレーズにひときわ思いを込めた。リハーサルとは異なり、多くの観客が入った球場を見て、「早く試合をしたいなという気持ちになった」と、心をプレーに向けた。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕第94回選抜高校野球大会の開会式で選手宣誓をする倉敷工の福島貫太主将(手前)=19日、甲子園