【ロンドン時事】サッカーの欧州チャンピオンズリーグ(CL)は15日、決勝トーナメント1回戦第2戦が行われ、マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)はホームでアトレチコ・マドリード(スペイン)に0―1で敗れ、2戦合計1―2となって16強で姿を消した。 相手の素早いプレスと連係の取れた堅守に手を焼いた。ペナルティーエリア内に攻め込めず、単調な攻撃に終始。精度を欠いたクロスは簡単にクリアされた。エースFWロナルドは後半にバイシクルシュートを放つもGKに阻まれ、試合後は険しい表情で引き揚げた。 大会通算最多得点を誇るロナルドは1次リーグ開幕から5試合連続、計6得点を挙げて16強入りに貢献。12日のイングランド・プレミアリーグ、トットナム戦では3ゴールをマークし、クラブとポルトガル代表での通算得点を807に伸ばした。勢いに乗って迎えた一戦だったが、沈黙した。 ラングニック監督はテレビインタビューで、「前半は非常によかったが、後半に再びリズムをつかむのは難しかった」と肩を落とした。3季ぶりの8強を逃し、国内ではイングランド協会(FA)カップで既に敗退。リーグ戦で首位に勝ち点20の大差を付けられて5位にとどまっており、今季のタイトル獲得は極めて厳しい状況になった。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕アトレチコ・マドリード戦で頭を抱えるマンチェスター・ユナイテッドのロナルド=15日、英国・マンチェスター(EPA時事)