小林陵は大混戦となった試合で表彰台に一歩及ばなかった。飛距離はまずまずだったが、強みとする飛型点が伸びない。2回の飛躍とも全体7位の得点にとどまり、「結果には満足してないけど、まあこんなもんかな」と自らに言い聞かせた。  試合後に帰宅できる欧州各国の選手とは違い、コロナ禍で北京五輪後も帰国できないまま連戦をこなしている。「ここが踏ん張りどころ。けがなく集中したい」。心身ともに疲労を抱えながらも、3季ぶり2度目のW杯総合優勝を決めるまで走り続けるつもりだ。(オスロ時事)【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 小林陵、総合Vへ正念場=W杯ジャンプ男子