バレーボール男子のVリーグ1部(V1)に属する東レのセッターで、昨夏の東京五輪に出場した藤井直伸(30)が27日、自身のインスタグラムでステージ4の胃がんと診断されたと公表した。 昨年末の試合から目の不調を感じ、症状が改善しないため検査入院して発覚。転移が複数の可能性があるといい、「目の症状は脳の方への転移が影響しているみたいです」と報告している。 その上で「家族やチームメートの温かい支えにより、前を向いてこの病気に打ち勝つという強い意志を持っています!」「みんなの莫大(ばくだい)なエネルギーを力に変えて、必ず元気になります!」などとつづった。 宮城県出身の藤井は順大から東レ入り。2018年の世界選手権、19年のワールドカップ(W杯)の代表経験などを持つ。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕藤井直伸選手