34歳の川内はペースメーカーが離脱した30キロすぎにスパート。村山(旭化成)と2人で先頭集団を抜け出したが、すぐに集団に吸収され、そのまま後退した。「下りを利用して仕掛けた。村山君しか反応せず、みんな冷静だった。勝負をしたけど通用しなかった。力不足」と顔をしかめた。 114度目のフルマラソンは9位止まり。それでも対象2レースの平均が2時間10分以内となり、来年のMGC出場権を獲得した。川内は「勝負して負けたので悔いはない。きょうの教訓を生かして次につなげたい」と前を見据えた。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕MGC出場権を獲得した川内優輝(右)=27日、大阪城公園