冨田姉妹の妹、るきは最後に本領を発揮した。1、2回目は転倒。姉のせなに励まされ、背水の陣で臨んだ3回目は、ミスなく滑り切った。初の五輪で5位入賞を果たし、「一番大きい大会でここまで滑れて、3本とも全部こけることにもならなかった。それは一つ成長かなと思う」。  自身は表彰台には立てなかったが、姉が銅メダルを獲得する姿を見届け、「選手としてはすごく悔しいけど、家族としてはすごくうれしい」。20歳は早くも4年後を見据え、「自分らしく楽しく、をモットーに滑って、せなよりいい順位を取れたらうれしい」。選手としてのライバル心をのぞかせた。(時事) 【時事通信社】 〔写真説明〕スノーボード女子ハーフパイプ決勝3回目の冨田るき=10日、張家口 〔写真説明〕スノーボード女子ハーフパイプ決勝を終え、笑顔の冨田せな(右)、るき姉妹=10日、張家口
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 冨田るき、悔しさもうれしさも〔五輪・スノーボード〕