北京五輪のフィギュアスケート男子で日本代表の宇野昌磨(トヨタ自動車)と鍵山優真(オリエンタルバイオ)が3日、本番のリンクで初練習に臨んだ。 前回平昌五輪で銀メダルの宇野は、ショートプログラム(SP)の曲をかけて流れを確認。その後は4回転ジャンプの調整に励んだ。「氷はすごく軟らかく、ジャンプでこれがすごく跳びにくいというのはなかった」と、冷静に感触を口にした。 宇野を指導するステファン・ランビエル・コーチが新型コロナウイルス検査で陽性となり、拠点のスイスで自主隔離中であることをSNSで明かした。宇野は今季、日本を中心に練習し、試合ではランビエル氏と合流。今回は「試合の感覚に切り替わるのが遅いかもしれないし、練習通りにできて逆にいいかもしれないし、なってみないと分からない」と述べた。 18歳で初の五輪に臨む鍵山は「本当にオリンピックなんだなと思った。早く演技がしたい」と高揚感をにじませた。フリーでは自身3種類目の4回転としてループを入れるつもりで、「成長した自分を見せたい。成功しても失敗しても、後悔のないジャンプを跳びたい」と決意を語った。(時事) 【時事通信社】 〔写真説明〕フィギュアスケートの会場で練習する宇野昌磨=3日、北京 〔写真説明〕フィギュアスケートの会場で練習する鍵山優真=3日、北京