テニスの全豪オープン第13日は29日、メルボルン・パークで女子シングルス決勝が行われ、第1シードのアシュリー・バーティ(オーストラリア)が第27シードのダニエル・コリンズ(米国)を6―3、7―6で下し、初優勝した。四大大会通算3勝目。 全豪のシングルスを地元勢が制したのは、1978年大会での女子のクリス・オニール以来、44年ぶり。優勝賞金は287万5000豪ドル(約2億3150万円)。コリンズは四大大会初の決勝進出で、栄冠はならなかった。 男子ダブルスはタナシ・コキナキス、ニック・キリオス組(豪州)が優勝した。 ◇バーティの略歴 アシュリー・バーティ(オーストラリア)5歳でテニスを始める。14年全米オープン後にクリケット選手に転向したが16年に復帰。17年のマレーシア・オープンでツアー初優勝。19年全仏で四大大会シングルス初優勝を遂げ、21年にはウィンブルドン選手権を制した。166センチ。オーストラリア・イプスウィッチ出身。25歳。(時事) 【時事通信社】 〔写真説明〕女子シングルスで初優勝し、喜ぶバーティ=29日、豪メルボルン(AFP時事)