地域文化商社「うなぎの寝床」と初のコラボレーション

2025年7月8日
壁紙ブランド「WhO(フー)」

 
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202507031632-O19-y773tgrv

 インテリア内装材·壁紙ブランド「WhO(フー)」(野原グループ株式会社 本社:東京都新宿区 代表取締役社長:野原弘輔)は、地域文化商社「うなぎの寝床」(株式会社うなぎの寝床 本社:福岡県⼋⼥市 代表取締役 山崎智輝)と共同で、同社拠点の福岡県八女市の伝統工芸品であり、日本三大絣の一つでもある“久留米絣”の価値の再解釈と提案を目的に、衣と空間を横断するコラボレーションプロジェクトを開始。久留米絣の生地を用いたもんぺの発売と併せて、WhOより久留米絣の魅力を体現した壁紙26点を2025年7月8日にラインナップします。
グッドデザイン賞受賞という共通点をもち、既存の素材や製品にクリエイティビティという新しい価値をつけ、製品展開してきた両者がリサーチと対話を重ねながら、単に生地・柄を壁紙化するのではなく、地域に根づく素材や技術を現代の視点で解釈し、デザインしてきました。地域産業の新しい在り方を模索し、作り手の想いや美意識を、クラフトマンシップとデジタル表現の交点で伝えることを目指しています。

 
織元との対話や現地の視察を通して見えてくる、久留米絣の奥ゆかしさと“あべこべ”

 今回久留米絣の生地及び壁紙のデザイナーとして、テキスタイルを中心に活動するデザインユニット「pole-pole (ポール トゥ ポール) 」が参加しました。制作にあたり、実際に現地へ赴き織元と対話、久留米絣の制作工程を視察する中で、三角やストライプのようなシンプルな図案でも、複雑に構成された織機の構造から経糸(たていと)と緯糸(よこいと)の位置を正確に調整するために、非常に高い技術力が求められていることを再確認しました。そして、その結果“絣(かすり)”の特徴的な境界線のゆらぎの面白さと不思議な違和感に着眼しました。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202507031632-O28-6V0282J9

 一見、境界線のゆらぎは優しい風合いを醸し出しますが、その背景には職人技ともいえる緻密な作業と忍耐力が隠れています。ある種矛盾した状態に“妙”を感じ、またつくり手への尊敬の意を込めて“あべこべ”と題し、デザインしました。

【製品情報】              
シリーズ: COLLABORATIONS
価  格: ¥5,000 (㎡) ※税別・送料別
 
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202507031632-O29-d5k3J31C
商品名 / 品番:
・あべこべ三角_small / CBUN001~007
・あべこべ三角_large / CBUN008~014
※モチーフの大小で2サイズ展開

 
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202507031632-O30-31RF81Cx
 商品名 / 品番:
・あべこべストライプ_small / CBUN015~020
・あべこべストライプ_large / CBUN021~026
※モチーフの大小で2サイズ展開

■ 久留米絣の壁紙一覧はこちら
https://whohw.jp/series/collaboration/unagino-nedoko/

 
【表】

 
インテリアとしての「眺める久留米絣」

 今回久留米絣を用いたもんぺと同時に壁紙のデザインへ展開するにあたり、織物としての質感や素材感を継承しながら、現代的な空間にもマッチするよう詳細にデフォルメをおこない、インテリアとして最適な色味や“あべこべ”を象徴する境界線のゆらぎを引き立てる色差を意識して開発。加えて、人と壁面の流動的な距離感を意識した2つのサイズ展開により、壁紙ならではのデザインへ発展させました。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202507031632-O23-Oaw4VKN2
 

 
プロジェクトの背景と久留米絣との取り組みについて

 「うなぎの寝床」は、久留米絣をはじめとした地域資源を、現代的なプロダクトや仕組みに翻訳することで、継続可能な産地の形をつくる活動を行ってきました。中でももんぺの再定義はその象徴的な例であり、伝統工芸を日常の中に取り戻す視点を提案しています。
「WhO」は、表現の場としての壁紙に着目し、アーティストやデザイナーとともに空間と素材の関係を探求してきました。久留米絣が持つ“織り”の豊かな表情は、まさにその探求の延長線上にあり、地域の文化を空間デザインに結びつける可能性を強く感じたことが、本プロジェクトの出発点です。

伝統工芸の価値を、これからの暮らしや空間の中にどう息づかせていくか。
そんな問いのもと、久留米絣を軸に、衣と空間を横断するコラボレーションプロジェクトを立ち上げ、久留米絣の生地を用いた「もんぺ」と、その繊細な表情を壁紙として再構築したプロダクトを開発しました。

 
— 我々が見据える未来
 このプロジェクトは、伝統の価値を次世代へとつなぐ新しい産地モデルのひとつの提案です。久留米絣の文化や技術を、空間づくりやライフスタイルの中に浸透させることで、市場や関係人口を広げ、地域産業の継続的な循環を目指します。
たとえば、壁紙のデザインをきっかけに、初めて久留米絣に出会う人が生まれるかもしれません。また、これまで生地として親しまれてきた絣の文様や織りの表情が、壁紙や他のプロダクトに転用されることで、あらたな価値や魅力を獲得し、地域産業としての可能性をさらに広げていく──。私たちは、そんな未来を具体的に描いています。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202507031632-O24-8hlGD6e8

 

その他関連情報

 《 GOOD DESIGN STORE TOKYOと「うなぎの寝床」オンラインストアにて“もんぺ”を販売》

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202507031632-O13-2L1c3YrP

本プロジェクトから誕生したもんぺはグッドデザイン賞受賞商品のみを取り扱うデザインショップ
「GOOD DESIGN STORE TOKYO」にて販売中。「うなぎの寝床」オンラインショップでは、7月24日(木)
より販売開始いたします。農作業着としての機能面と着心地の良さや、現代向けに変換された豊かなデザイン性が評価され、「MONPE」としてグッドデザイン賞を受賞した本商品をぜひお試しください。

■ GOOD DESIGN STORE TOKYO by NOHARA
丸の内店:東京都千代田区丸の内二丁目7番2号KITTE丸の内3階)
オンラインストア: https://gds.tokyo/
■うなぎの寝床
https://unagino-nedoko.net/

《 7/11(金)20:15~ インスタライブをGOOD DESIGN STOREにて開催 》
WhO公式Instagram(@who_wallpaper)にて配信。うなぎの寝床とWhOが商品の魅力やプロジェクトについてご紹介します。

《 7月24日(木) ~ 8月3日(木) 福岡・八女にてもんぺ博覧会を開催 》
全国各地を巡業するもんぺ博覧会をうなぎの寝床 旧丸林本家にて実施します。地域の織元も参加し、もんぺの展示だけでなく、さまざまな企画をご用意。
詳細はこちらから:https://unagino-nedoko.net/event/55635/

 

WhO(フー)について
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202507031632-O25-v9THtSQy
 「WhO(フー)」は、より美しく、より愛され、より良い空間を目指し、新しい表現を模索する人のために2015年に立ち上げた壁紙ブランドです。2016年にはグッドデザイン賞を受賞。空間デザイナー目線で制作されたパターンや、多様なフィールドで活躍するクリエイターによるデザイン、プロダクトやサービスなど国内外問わずさまざまなブランド・企業とのコラボレーションから生まれたデザインなど、現在では3,000点を超える個性的で表情豊かなラインナップが揃います。

今後一層拡大するであろう日本のリフォーム・リノベーション市場や、装飾ビジュアル化が進む宿泊施設、店舗・不動産物件などにおいて、より特徴的で美しく空間を彩るデザイン性の高い壁紙に対するニーズに応えます。

国内での完全受注生産によりデザインのカスタマイズにも柔軟に対応。作り手のこだわりに寄り添いながら、在庫を持たず素材のロスを抑え、環境配慮にも繋げています。さらにデジタルカタログの採用により、紙カタログの使用と仮定した場合と比べてCO2排出量の削減にも貢献*¹。室内空間におけるVOCなどの化学物質の排出に関して一定の基準をクリアした「GREENGUARD Gold認証*²」を取得したインクを使用するなど、サステナブルなビジネスモデルを展開しています。

*¹ 米国のUL Solutions社によって評価された、健康への影響や環境性能を示す認証
 https://japan.ul.com/resources/greenguardcertificationprogram/
*² 参照:https://whohw.jp/about/

 
うなぎの寝床について
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202507031632-O27-WhyY35s6
 うなぎの寝床は、福岡県⼋⼥市を拠点とし、地域に伝わる歴史や⽂化を独⾃に研究し、現代において経済的・社会的につないでいく仕組みを⾒出す「地域⽂化商社」です。2012年7⽉に創業、2016年にはグッドデザイン賞を受賞。次世代へ継承していく「地域⽂化(ものづ くり、まちづくり、⾷⽂化など)」の価値を⾒⽴て、社会とコミュニケーションを取れる商品・サービスを構築し、それ が浸透していく仕組みを整え、つくりて(⽣産者)、つなぎて(地域⽂化商社)、つかいて(⽣活者)、そしてその先に ある地域資源や⾃然も含めた⽣態系をつないでいきます。

 
野原グループについて
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202507031632-O26-wq2NXq05
                        
 野原グループ株式会社を中心とする野原グループ各社は、「CHANGE THE GAME.クリエイティブに、面白く、建設業界をアップデートしていこう」のミッションのもと、変わる建設業界のフロントランナーとしてステークホルダーの皆さまとともに、サプライチェーンの変革と統合を推し進めます。
社会を支える建設産業の一員である私どもが、業界から排出される廃材量やCO2の削減、生産性向上による働き方改革を実現し、サステナブルに成長していく未来の実現を目指します。

情報提供元: PRワイヤー
記事名:「 壁紙ブランド「WhO(フー)」、福岡・八女の伝統工芸品“久留米絣”の魅力を再構築する壁紙26点を発表