アジア太平洋地域(APAC)の動向について、MSCIのAPACコーポレート・ガバナンス・リサーチ・リードのポーター・萌子氏は次のように述べています。「先進国と新興国が共存する多様な地域であるAPACでは、引き続き性別多様性の向上が進み、特に男性のみの取締役会の削減が顕著でした。2024年には、香港とシンガポールにおいて男性のみの取締役会の数がゼロとなり、日本市場でも残るのは1社のみとなっています。さらに、MSCI AC Asia Pacificインデックスに含まれるAPACの13市場[1]のうち11市場で、女性取締役比率が30%を超える企業の割合が増加しました。」