老化に伴う身体機能を10年から20年若返らせることを目指す オートファジーリブーストプログラムを開始

2024年12月20日
株式会社 電 通

 株式会社AutoPhagyGO(本社:大阪府吹田市、代表取締役社長:石堂 美和子、以下「AutoPhagyGO」)と、キュレーションズ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:根本 隆之、以下「キュレーションズ」)、株式会社電通(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員:佐野 傑、以下「電通」)は、12月20日、健康寿命延伸のための革新的なソリューションを発見・推進することを目的とした世界的コンペティション「XPRIZE Healthspan」に、「オートファジー」を切り口とした、細胞の老化制御に関する提案書を提出しました。
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 XPRIZE Healthspanは、人間の老化に対するアプローチに革命を起こし、健康寿命を積極的に10年(目標は20年)延伸することを目的とした世界規模のコンペティションです。加齢に関連する慢性疾患のリスクを軽減し、人間の健康寿命を延ばし、人生の質を晩年まで高める、予防的で利用しやすい革新的な治療法を世界中から募っています。XPRIZE Healthspanコンペティションにおいて上位40チームに選出された場合は、2025~2026年に一回目の臨床試験を実施します。その後、上位10チームは2026~2029年に二回目の臨床試験を実施し、2030年に最終審査が行われます。


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<オートファジーについて>
 「オートファジー」とは、自食作用とも言われ、細胞内にある不要な物質を分解する仕組みです。2016年に大隅 良典 博士(現・東京科学大学栄誉教授)が、「オートファジー」のメカニズムを解明した功績でノーベル生理学・医学賞を受賞しました。近年の研究では、「オートファジー」が老化と深く関係していること、健康を維持するためのさまざまな働きがあることなどが分かってきました。

 AutoPhagyGO、キュレーションズ、電通の3社は、この「オートファジー」の活性化に向け、食事・サプリメント・運動・睡眠の4つの領域に働きかける「オートファジーリブーストプログラム」を構築し、臨床試験による評価や、データ分析などを行っていく取り組みを開始します。

<オートファジーリブーストプログラムについて>
 オートファジー活性を亢進させることを目的に、以下の介入を行います。
‐ 食事のカロリー・成分・時間調整
‐ オートファジー活性亢進作用を持つ素材のサプリメント摂取
‐ 有酸素運動を中心とした運動習慣
‐ 1日7時間以上の睡眠

<各社の役割>
● AutoPhagyGOは、大隅教授とともに「オートファジー」研究を推進してきた、大阪大学大学院医学系     研究科の吉森 保 特任教授が研究をリードし、「オートファジー」の活性測定に関するコア技術やネッ     トワークをベースに、医学的見地からプログラムの監修や臨床試験の推進・評価を行います。
● キュレーションズは、次世代型パーソナルヘルスプラットフォーム「SmartAge Dashboard」の開発
    を推進しており、デジタル技術を活用したツールやプラットフォームの開発を担います。
● 電通は、本プログラムにおけるアクティベーション・顧客体験設計、活動全体の情報発信やコミュニ
    ケーション、参画パートナーの募集や事業開発サポートなどを行います。

<参画企業募集スタート>
 3社は、オートファジーによる健康寿命延伸の可能性を共に模索するパートナー企業を募集しています。賛同企業には「オートファジーリブーストプログラム」へ参画いただき、データ取得や分析などにおいて連携していきます。詳細はお問い合わせください。

 このたび、第一弾として、以下の団体の「オートファジーリブーストプログラム」への参画が決定しました。

<第一弾参画企業のコメント>
■UHA味覚糖株式会社
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1949年創業の菓子・食品メーカーとして大阪に本社を構えるUHA味覚糖(株)は、特濃ミルク8.2やシゲキックス、おさつどきっをはじめとするお菓子で人々の生活を豊かにしてまいりました。また、グミの技術を生かし新しいサプリメントを創出した「UHAグミサプリ」など、ヘルスケア部門にも進出しています。より一層の健康と美しさのため、UHA味覚糖の製品をお届けしてまいります。
今回、当社は「オートファジー習慣」シリーズサプリの商品提供や臨床試験実施支援を通じてAutoPhagyGOのXPRIZE Healthspanコンペティションへのチャレンジを応援します。
https://www.uha-mikakuto.co.jp/

■株式会社ファイン
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202412202044-O5-IPuMw90e
私たちファインは、創業以来50年以上にわたり「より美しく、より健康に」を企業理念とし、「世界中の人々の健康寿命を10年延伸する」というミッションを持ち、高品質な健康食品とサプリメントをお届けしてまいりました。日本の伝統的な知恵と最先端の科学技術を融合し、信頼できる製品作りに努めています。この度我々は研究の末に当社独自のオートファジー促進効果を有する素材を発見し、そして、これまでの50年の研究成果を全てつぎ込んだ形でファインオートファージーリセルを開発いたしました。このファインオートファージーリセルはまさに我々のミッションである世界中の人々の健康寿命を10年延伸させることを具現化した商品となっております。株式会社ファインが提供するファインオートファージーリセルが皆様の「未来の健康」に役立てることを祈っています。
https://corp.fine-kagaku.co.jp/

■ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ株式会社
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202412202044-O6-SD0463vP
HMTは慶應義塾大学発ベンチャーとして2003年に山形県鶴岡市で設立しました。メタボローム解析技術をコアに医薬品、食品、化粧品における機能性・有用性物質の探索、機序解明、機能評価を20年以上に渡り支援してまいりました。近年は機能性素材開発の包括的な開発支援にも取り組み、AutoPhagyGO社とともにオートファジー活性評価系の提供も開始しております。加齢やオートファジーに関連する代謝物についてはこれまで多く報告があり、今回のプロジェクトを通じてオートファジーと加齢に伴う代謝変化の関係の解明に貢献してまいります。
https://humanmetabolome.com/

■Wellness AP Science株式会社
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202412202044-O7-PMHhZ83d
早稲田大学発の研究開発ベンチャーとして2024年5月に設立。私たちは、食品・化粧品・医薬品業界に向け、最先端のオミクス解析技術と食品科学や細胞科学の専門知識やさまざまな機能性試験系を駆使し、素材評価から基礎研究、特許取得、論文化、実用化まで一貫支援を提供します。現役博士研究者と次世代博士人材育成を通して日本の科学力向上に貢献し、「科学の力で未来を拓く」パートナーとして、産業界と社会の革新的な未来づくりに貢献します。
https://www.cellfood.co.jp/

■株式会社オリーブの木
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202412202044-O8-g8YH5CMS
XPRIZE Healthspanへの挑戦、そして素晴らしいチームメンバーと共に、この革新的なプロジェクトに参画できることを大変光栄に思います。
弊社のミッションでもある”健康寿命の延伸”に貢献するという、壮大な目標に向かって、我々の知見を結集し、全力を尽くします。
特に、我々の主力事業である低酸素トレーニングは、オートファジー活性化の鍵となると確信しており、その可能性を最大限に引き出すことで、世界の人々の健康に貢献できるよう邁進してまいります。
https://olivetree-wellness.com/

■一般社団法人日本栄養検定協会
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202412202044-O9-M6tvEilm

日本栄養検定協会は、毎日の食事を美味しく楽しみながら健康になるために、学術的裏付けのある栄養学の知識を誰でもが必要な時に学べる環境を提供することを目指して設立しております。
この度、健康寿命を10年延伸するという壮大なテーマに挑むXPRIZE Healthspanに参画できることを大変光栄に思い、またワクワクしております。これまでの食と栄養に関する知見を活かし、このチャレンジが実り多いものとなるよう、尽力して参ります。
https://eiyokentei.or.jp/

■合同会社オクトエル
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202412202044-O10-61k1Adsp
合同会社オクトエルは、2006年創業時からリモートワークに取り組むなど革新的な会社運営を行ってきました。代表は高齢化先進国である日本における数少ない「フレイル予防」の専門家です。最近は特に、エビデンスの利活用に力を入れており、エビデンスの3ステップ「作る」「集める」「使う」を専門的に行う国内唯一の会社をグループ内に有しています。特に「作る」の部分に相当する「臨床試験」に関しては国内で最も多くサポートしている会社の1つであり、毎年100件前後、これまで1,500件以上の臨床試験に関係した経験を有しています。この経験を生かし、今回のプロジェクトにおいて臨床試験を通じた適切なエビデンス構築により貢献したいと考えています。
https://okutoeru.com/

 
 AutoPhagyGO、キュレーションズ、電通の3社は、さまざまな共創パートナーとともに、健康長寿の実現を目指してまいります。

 
<3社の概要>
■AutoPhagyGOについて
AutoPhagyGOは、オートファジー現象を利用した創薬や健康関連商品などの研究開発を手掛ける大阪大学発のスタートアップです。オートファジー研究で世界的に知られる、大阪大学大学院医学系研究科の吉森保特任教授らの研究成果を基に、2019年に設立されました。細胞の再生を司るオートファジー研究の成果を通じて、広く健康長寿に貢献することを目指しています。「EY Winning Women 2021」ファイナリスト選定。「バイオテックグランプリ2021」 Real Tech Fund賞受賞。日本抗加齢協会主催2023年「第5回ヘルスケアベンチャー大賞」学会賞受賞。2024年「第11回京信・地域の起業家アワード」優秀賞受賞。
https://autophagygo.com/

■キュレーションズについて
キュレーションズは、企業の新規事業創出を専門とする「新たな成長事業の共創パートナー」です。「ヒト・モノ・コト」を潜在顧客やあるべき社会の視点でキュレーションし、顧客行動起点の事業創出モデルを軸に、大企業ならではの複雑さと規模を生かした新規事業の立ち上げを最短距離で実現します。事業支援にとどまらず、自社事業として十年先の日本を見据えた持続可能な未来の創造に向けた「Smart Aging」事業の共創に主体的に挑戦しています。
https://www.curations.jp/

■電通について
電通は、顧客のマーケティング全体に対するさまざまなソリューション提供に加え、デジタル時代の変革に対応する効率的な広告開発、最適なお客様体験のデザイン、マーケティング基盤そのものの変革、さらには顧客の事業変革などを支援しています。また、マーケティング領域を超えて進化させた多様なケイパビリティを掛け合わせ、顧客と社会の持続的成長に貢献する統合ソリューションを提供していきます。
https://www.dentsu.co.jp/

以上

 

情報提供元: PRワイヤー
記事名:「 AutoPhagyGO、キュレーションズ、電通が XPRIZE Healthspanコンペティションに提案書を提出