オムロン ヘルスケア株式会社(本社所在地:京都府向日市、代表取締役社長:岡田 歩、以下当社)は、心電図を記録せずに血圧を測定するだけで不整脈の一種である心房細動の可能性を検出する、血圧計搭載アルゴリズム“Intellisense AFib”(インテリセンスエイフィブ)を新たに開発しました。2024年10月に、米国食品薬品局(Food and Drug Administration、以下FDA)のDeNovo認可*1を取得しました。「心房細動の可能性」を検出する血圧計としては米国初の認可取得となります。 *1 FDAの申請方法で、リスクが軽度から中等度で、革新的医療機器のうち、既存の医療機器と実質的に同等なものが存在しない新規医療機器の申請に用いられ、安全性と有効性について認可を取得するための申請方法
心房細動は不整脈の一種で、心原性脳塞栓症の要因のひとつといわれています。日本において心房細動の有病率は年々増加しており*2、心房細動患者の約4割が自覚症状を伴わない場合があります*3。さらに、高血圧症を有する場合は通常の場合に比べて心房細動の発症リスクが約3倍になること*4などがわかっています。 *2 Inoue H, et al. Int J Cardiol. 2009 Oct 2;137(2):102-7. *3 Senoo K. et al. Circ J. 2012;76(4):1020-3. *4 Senoo K, Tukawa A, Ohkura T,et al. Screening for untreated atrial fibrillation in the elderly population: Acommunity-based sutudy. Pizzi C, ed. PLoS ONE. 2022;17(6):e0269506