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2023年10月13日(金)~11月12日(日)
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202310050667-O4-A25VRqLq】
1943年10月、戦況が不利になっていくなか、旧制中学校以上の在学生に認められていた徴兵猶予が停止されました。その時、早稲田大学では、4,500人を超える学生が新たに徴兵の対象者となりました。その直前の陸海軍の大量募集に応じた学生なども計上すれば、1944年3月までの入営者は5,700人以上にのぼりました。 加えて、1941年からすでに修業年限の短縮による繰り上げ卒業が実施され、その後も植民地出身学生を対象とする「志願兵」動員が実施されました。学生たちは教育の機会を奪われたばかりか、その多くが命まで落とすことになります。
戦場から生きて帰れた人びとは、長い戦後を経験した後、その歴史をどのように振り返ったのでしょうか。本年は学徒出陣から80年の節目の年です。早稲田大学は、学徒出陣当事者の高齢化を鑑みて、2013年から 2016年にかけて、30回近くの聞き取り調査を実施しました。
約100時間におよぶ調査データから、「戦時下の大学生活」「学徒から兵士へ」「それぞれの戦場」という3つのテーマに分けて重要な証言を取り出し、寄贈資料や近年収集した資料もあわせて展示し、出陣学徒たちの体験を振り返ります。ぜひ早稲田大学歴史館へ足をお運びください。
※ご来館の際には以下のHP等で最新情報をご確認ください。
https://www.waseda.jp/culture/about/facilities/rekishikan/