主催者であるポール・ホームズ氏は授賞の理由として、株式会社電通(以下電通)も含め、数多くのエントリーが受賞リストにノミネートされたこと、特に、大和ハウス工業株式会社(以下大和ハウス)やプロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン株式会社(以下P&G)のプロジェクトなど、家庭における女性のステレオタイプな役割に立ち向かう取り組みをサポートしたことを挙げています。また、120人の社員が日本PR協会認定PR プランナー資格を取るなど電通PRがプロフェッショナルな人材育成を行っていること、ISOに基づく環境努力・情報管理、『Communicating: A Guide to PR in Japan』の継続的な発行、グローバルブランドや官公庁など、過去12ヵ月間に取引のあったクライアントのポートフォリオも含め評価したとしています。
受賞式では、大和ハウスのキャンペーン「Nameless Chores」(日本名:名もなき家事)が「リサーチ&プランニング」部門でダイヤモンドSABREを、P&Gのキャンペーン「Changing Housework from a JOB to JOY」(日本名:家事分担をJOBからJOYへ)が地理的なカテゴリー「日本」部門でゴールドSABREを受賞しました。
「Changing Housework from a JOB to JOY」は、In2 SABRE(注1)においても、デジタル・ビデオ部門で受賞しています。同キャンペーンは全てのキャンペーンの中の最高賞である「ベスト・イン・ショウ」のファイナリストにノミネートもされました。
2008年に始まった「アジア・パシフィックSABREアワード」は、アジア太平洋地域で最多のエントリー数のあるPRの業界賞です。PR業界の国際的な情報プロバイダーであるThe Holmes Groupが主催するもので、2018年は1500件以上のエントリーがありました。今年エントリーされたキャンペーンは当社の情報流通デザイン局局長、国田智子を含むアジア太平洋地域の企業、エージェンシーから選ばれた34人の審査員によって審査されました。SABRE (Superior Achievement in Branding, Reputation and Engagement)とは「ブランディング、レピュテーション、エンゲージメントにおける優れた業績」を意味します。また、同時開催されるIn2(Insight and Innovation)SABREとは、「インサイトとイノベーション」にフォーカスした賞で、コンテンツクリエーションにおける優れた業績を賞するものです。「アジア・パシフィックSABREアワード」で受賞したキャンペーンは、その後、南北アメリカ、ヨーロッパ・中東・アフリカ地域で開催される各地域のSABREアワードで受賞したキャンペーンと合わせて再度評価され、「グローバルSABREアワード」の受賞者が選ばれます。