2018年9月12日



J.D. パワー ジャパン



J.D. パワー 2018年日本新車購入意向者調査(NVIS)

ボディタイプではSUV、エンジンタイプではハイブリットの検討率が増加傾向



 CS(顧客満足度)に関する調査・コンサルティングの国際的な専門機関である株式会社J.D. パワー ジャ

パン(本社:東京都港区、代表取締役社長:山本浩二、略称:J.D. パワー)は、今年で4回目となる日本新車購入意向者調査SM(NVIS:New Vehicle Intender Study)を実施した。



◆引き続き検討ボディとしてのSUV人気が顕著 ◆



 ボディタイプ毎の検討率の推移を昨年比で見ると、軽が27%から30%、ミニバンが28%から31%、SUVが31%から34%へとそれぞれ増加している。

 特にSUVの人気は変わらず顕著である。SUVは、全ボディタイプの中で最も検討率が高く、同時に2016年から3年間連続で検討率が増加している唯一のボディタイプである。さらに、SUV以外のボディタイプ検討者層をみても、同時にSUVを検討対象としている割合が増えている。例えば、2015年からの4年間の推移を見ると、セダンの検討者がSUVも検討している割合は、29%から36%、ミニバン、ワゴンではそれぞれ6%増加している。 

 

◆エンジンタイプ別では、ハイブリット検討層の増加が顕著◆



 次にエンジンタイプで見てみよう。購入を検討している車のエンジンタイプについて、ガソリン以外でみると「ハイブリッド」と回答したユーザーは半数以上の57%。次いで、「プラグインハイブリッド」20%、「ディーゼル」18%、さらに、「電気(EV)」15%、「燃料電池(FCV)」7% となっている。

2015年からの4年間の推移でみると、全体としてはハイブリッドの増加幅が最も大きい。全体からみると限定的ではあるものの、プラグインハイブリッド(PHV)と電気(EV)の検討者が6%増加している。





◆既存顧客のロイヤルティに変化◆



 どのメーカーでも、リピート層(過去にそのメーカーの車を所有した経験があり、現在もそのメーカーの車を所有しているユーザー)で、次回も同じメーカーの車を検討しているという割合が総じて高い傾向にある。

 しかしその割合はメーカーによって異なり、トヨタ、メルセデス・ベンツ、BMWなどは、リピート層で次回も同じメーカーの車を検討している割合が60%以上であるのに対し、一部のメーカーでは30%台と低水準に留まっており、顧客のロイヤルティにはばらつきがみられる。さらに主要ブランドにおける昨年からの変動幅をみると、ボルボ、フォルクスワーゲン、アウディ、三菱、ホンダではロイヤルティの改善幅が比較的大きく、MINI、マツダ、スバルにおいて低下傾向がみられる。

 

  J.D. パワーのオートモーティブ部門 ディレクターである浦山浩一は以下のように述べている。

「最近のSUV検討率は引き続き上昇傾向が続いている。異なるボディタイプの検討層でも、SUVを候補に入れる割合が増えてきており、その裾野が広がっていると言える。用途やニーズの理解や競合モデルレベルでの情報比較など、ベストな1台を選択できるためのサポートがますます重要になってきていると言える。」





《J.D. パワー2018年日本新車購入意向者調査》



当調査は、次回購入を検討している車のタイプ詳細(車の種類や仕様)や重視点、ブランド認知度や好意度、検討ブランド/モデル、ブランドイメージ、更には新技術に対する興味や関心など、消費者の意識や購買行動に関する情報を広範囲に収集している。



■実施期間:2018年6月~7月 ■調査方法:インターネット

■調査対象:今後1年以内に新車乗用車の購入を検討している消費者

      ※現保有車の有無、新車・中古車の別は問わない

■回答者数:10,000人

 



*J.D. パワーが調査結果を公表する調査は、J.D. パワーが第三者機関として自主企画実施したものです。

J.D. パワーでは、本調査以外にも、毎年複数の自動車関連調査の結果をリリースとして発表しています。



  ~2018年J.D. パワー 自動車関連調査発表スケジュール~

  ■ 日本大型・小型トラック顧客満足度調査 (1月17日)

  ■ 日本自動車初期品質調査 IQS(8月22日)

  ■ 日本自動車セールス満足度調査 SSI(8月23日)

  ■ 日本自動車サービス満足度調査 CSI(8月31日)

  ■ 日本新車購入意向者調査 NVIS(9月12日)

  ■ 日本自動車商品魅力度調査 APEAL(9月20日)

  ■ 日本ナビゲーションシステム顧客満足度調査(純正ナビ:10月5日、市販ナビ:10月26日)

  ■ 日本自動車耐久品質調査 VDS(10月25日)



【ご注意】本紙は報道用資料です。弊社の許可なく本資料に掲載されている情報や結果を広告や販促活動に転用することを禁じます。



J.D. パワーについて:

J.D. パワー(本社:米国カリフォルニア州コスタメサ)は顧客満足(CS)に関するインサイト並びにパフォーマンス改善のためのソリューションを提供する国際的なマーケティング情報サービス企業です。1968年に創業し、現在、北米、南米、ヨーロッパ、アジア(東京、シンガポール、北京、上海、バンコク)に計16の拠点を置き、毎年、世界中で数百万人にのぼる消費者やビジネス・ユーザーを対象に、品質や顧客満足に関する調査を実施しています。J.D. パワーは、国際的なオルタナティブ投資会社でプライベート・エクイティ企業であるXIOグループ(本社:ロンドン、創業者:Athene Li, Joseph Pacini, Murphy Qiao, Carsten Geyer)の投資先企業のひとつです。詳しくは弊社ウェブサイトhttp://japan.jdpower.comをご覧ください。



















情報提供元: PRワイヤー
記事名:「 J.D. パワー 2018年日本新車購入意向者調査(NVIS)