2017年7月11日



松山市



子規・漱石生誕150年記念

『第15回坊っちゃん文学賞』

応募結果について



今回の応募総数は1,941点



小説部門:854点

ショートショート部門:1,087点



 松山市は、昨年7月から実施していた、新しいタイプの青春文学小説を募る「第15回坊っちゃん文学賞」の作品募集を、本年6月30日に締め切りました。今回の応募総数は1,941点で、小説部門が854点、ショートショート部門が1,087点となりました。



  応募者の内訳は、年齢別では、小説部門については60歳代以上(208点)が最も多く、次いで40歳代(205点)、ショートショート部門においては30歳代(250点)が最も多く、次いで20歳代(212点)が多い結果となりました。地域別では、両部門ともに東京がこれまで同様群を抜いて多いものの、愛媛県のショートショート部門は、東京に次いで2番目に多く作品が寄せられ、そのうち地元・松山市内からの応募は6割強を占めています。また、海外からは両部門合わせて16点が寄せられました。

 これらの作品は現在審査の途中ですが、本年11月下旬に実施の最終審査会を経て、小説部門では大賞1作品、佳作2作品を、ショートショート部門では大賞1作品、佳作1作品、子規・漱石特別賞1作品を選出いたします。

 なお、小説部門の大賞受賞者には賞金として200万円、佳作受賞者には賞金50万円を、またショートショート部門の大賞受賞者には賞金20万円、佳作受賞者には賞金5万円、子規・漱石特別賞受賞者には賞金5万円を贈るほか、それぞれの大賞作品を株式会社マガジンハウス発行の「Hanako」誌上に全文掲載の予定です。





 松山市は1889年(明治22年)の市制施行以来、四国の中核都市として発展を遂げる一方、文化的にも、正岡子規、高浜虚子など多くの俳人を輩出、夏目漱石の代表作『坊っちやん』の舞台となった地として全国に知られています。「坊っちゃん文学賞」は、このような文学的な背景のある本市が、新しい青春文学の創造を目指して1989年(平成元年)の市制100周年を機に創設したものです。作品は隔年で募集し、大賞ならびに佳作作品を決定しています。審査員は、椎名誠(審査員長)、早坂暁、中沢新一、高橋源一郎の諸氏です。

地元・松山市の敷村良子さんが第4回大賞を受賞した『がんばっていきまっしょい』は、単行本を出版後、1998年(平成10年)に田中麗奈さん主演で映画化され、さらに2005年(平成17年)にはテレビドラマとして全国放送されるなど、大きな反響を呼びました。他にも、単行本化をはじめ、テレビ・ラジオドラマ化された作品を生んでおり、文芸関係者以外からも注目を集めています。



今回、坊っちゃん文学賞は第15回の節目であるとともに、審査発表を行う本年は、正岡子規・夏目漱石生誕150年を迎えることから、これを記念し、新たにショートショート部門を設けました。



『第15回坊っちゃん文学賞』 作品応募状況



☆募集期間    平成28年7月26日~平成29年6月30日



☆応募総数    1,941点  (第14回 911点 *小説部門のみ)

         - 小説部門       : 854点

       - ショートショート部門(SS):1,087点



情報提供元: PRワイヤー
記事名:「 子規・漱石生誕150年記念『第15回坊っちゃん文学賞』応募結果について