「お金を掛けてするポイ活」はしなくていい 効率的で長続きするコツを考える

ポイ活が盛んになるにつれ、対抗勢力としての反ポイ活コラムも増えました。

ポイ活を切り回す能力の欠如を正当化し、なぜか他人に見習うようアピールする、というのが反ポイ活コラムの共通項です。

未婚または結婚に失敗した人が「結婚という制度は根本的に間違っているので近寄ってはいけない」と主張しているようなものです。

そして「間違った生活をやめた今は幸せ」が結論です。

世間を惑わす困ったコラムから、それでもひとつヒントを得ました。ポイ活撤退経験者が必ず発する言葉です。

「ポイントをためるにはお金が掛かる。だから結局ムダ」。

確かに、現にポイ活を続けている人の中にもいるかもしれません。

関連記事の続編である本記事では、挫折を通じ、長続きするポイ活のコツを考えます。


挫折を通じてわかったポイ活の長続きするコツ

無から有を生み出すのがポイ活

反ポイ活派の主張は、失敗例を拡大しすぎています。

そのひとつが「ポイ活はお金を掛けてポイントを増やす行為」です。

筆者はポイ活にお金など掛けません

「Aという決済で支払っていたXの費用を、臨時にキャンペーン中のB決済で支払う」これが利益になるポイ活です。

反ポイ活派は、「Aという決済で支払うと支出が増える。全部やめて現金にしたほうが結局得」と主張しているのです。最初から噛み合うわけがありません。

Bという決済が出てくる予知すら思い浮かばない、ごく狭い世界をポイ活のすべてと考える孫悟空です。

改めて反ポイ活派をねじ伏せます。

効率的にポイ活している人は、やめない

もう一言付け加えます。

やり方が悪いから、ポイ活疲れを起こすのである

「お金を掛けてするポイ活」などしなくていい

当人が精神的に満足な限りは、「間違ったポイ活」というものは最初からないと筆者は考えます。

とはいえ、非効率的なポイ活を続けていると、満足度がどんどん下がってくるのも確かです。これに関しては、ポイ活挫折経験者の実体験どおりでしょう。

「お金を掛ける」とは、高い還元率を言い訳にして、買い物をムダに増やしてしまうことを指しています。

ですが、ムダなものを買わなければいいのです。

筆者のポイ活の主なものを挙げます。

・ クレジットカードの入会キャンペーン

・ リボ払いキャンペーン

入会キャンペーンは、たとえば「一定期間に〇万円利用することで満額(1万円相当)などというものがよくあります。

この「〇万円」達成のためにムダ使いが増すと、反ポイ活派の主張どおりになります。

ただ、ムダ使いする必要などありません。

筆者は税金や保険料を支払います公共料金引落しを、臨時に移したりもします

クレジットカードのオンライン税金払いは手数料が支払者負担ですが、キャンペーン報酬があれば気になりません。

反ポイ活派とは、お金を使うことに対する考え方がまるで違います。

・ 反ポイ活派 … 餌がぶら下がっている限りムダなお金を使ってしまうので、餌のない世界に移動する

・ 筆者 … 生活のために必要な支出は無数にある。これをキャンペーンに回すだけ

キャンペーンのおかげで無から有が湧いてくるのです。なんのムダもありません。


「還元」の大きさに対し現金派はあまりにも無力

地域ごとにPayPay等QRコード決済の〇%還元が実施されています。

ひと頃よりは減った印象を持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、実際には「地域デジタル商品券」「地域限定QRコード決済」なども増え、大きな還元の機会は依然多いものです。

筆者は還元を求めて東京じゅうあちこち出歩いています(交通費はちゃんと考慮しています)。

ところで反ポイ活派は当然、還元がポイントでもらえるこうした機会には参加しないわけです。

まさか「現金払いで購入する地域商品券ならOK」とは言わないでしょう。

その反ポイ活派がどんなに節約ぶりを誇ったところで、20~30%の大きな還元機会の前では勝負になりません

無視するか、あるいは「還元の機会のたびに出費を増やしているポイ活派は必ず損している」という根拠のない主張がよりどころになるのです。

筆者のように「日常の衣食住に関する商品を買う」ことで還元の機会をクリアしている人間の前に、いかなる勝算があるのでしょうか。

10月も東京都板橋区では「いたばしPay」の20%還元が開催されます。

これは現金チャージで支払う決済です。現金派こそ使うべきなのに、ポイ活に対する憎しみで参加しないのであれば、もったいないを通り越して、愚かでしょう。


ポイントを増やし続けるのがポイ活か

反ポイ活派の不毛な主張は他にもあります。

「そこまでポイントを積み上げてどうする」というものです。

楽天経済圏にどっぷり浸かった人など指しているわけです。

これについては、「ポイ活派だからといってポイントを積み上げる必要があるわけではない」と返しておきます。

ただ筆者はマイラーなので、例外的に大きくためます。

詳しくは関連記事で。


情報量に疲れてしまうという主張

ポイ活情報はあまりにも多く、追いかけるだけで神経をすり減らしてしまうという主張も、ポイ活挫折経験者によく見られます。

しかし、情報が多すぎて困るなら、整理して取り組めばいいだけではないのでしょうか。

たとえば、「WAON POINTを日々ためて、数か月に一度ウエル活に使う」ことをポイ活と捉えて無理せず取り組んでいる人はいくらでもいます。

自分が挫折したから他人も引き込もうという態度は、あまりにも人としてさもしすぎます。

反ポイ活は理屈を伴っていない

反ポイ活派はマネーの達人を読まないでしょうが、ポイ活に疑問を感じ始めている人に、本稿が響けばと思います。

義務でもなんでもないポイ活ですから、楽しんで取り組めば十分です。思いつめて取り組むようなものではありません。

もちろん、さらに利益が欲しいと思うのなら、それ相応の努力は求められます。

ただどのみちポイ活で暮らしていけるわけではないので、冷静さを保ちましょう。

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情報提供元: マネーの達人
記事名:「 「お金を掛けてするポイ活」はしなくていい 効率的で長続きするコツを考える