- 週間ランキング
昨今、台風や線状降水帯による大雨で、自治体から高齢者等避難や避難指示の呼びかけがよく出されている印象を持たれている方も多いのではないでしょうか。
避難所に移動する際には、避難所で必要になると考えられる物を入れた非常用持ち出し袋を持参しましょう。
非常用持ち出し袋を地震の際の備えとして、準備されている方もいると思います。
しかし、大雨と地震の時とでは必要となる物が異なります。
今回は、高齢者の方が大雨で避難する場合に必要になると考えられる物の中で、お金をあまりかけずにすぐに準備できる物を紹介します。
雨が降っている場合の避難では、長靴を履いて移動した方が良いと考えられるかもしれませんが、長靴に雨が入ってしまうと水が抜けずに履き心地が悪くなり、さらに重くなった長靴だと歩きにくくもなります。
大雨の際の避難は普段から履いている靴で行い、雨にぬれても避難所ですぐに履き替えられるように、靴下やズボン、自分にあった上履きなどを準備しておきましょう。
また、もうひとつ注意したいのが両手を開ける為に、傘ではなくレインコートなどを着用し、非常用持ち出し袋をリュックタイプや斜め掛けカバンがおすすめです。
移動しにくく滑りやすい雨の中では転倒のリスクが高まります。手がふさがっていると、転倒した際に身体を支えられずに顔や頭を打ってしまいます。
大雨の中、避難する場合は、安全に移動できるように注意が必要です。
雨の中、避難所に移動すると服が濡れてしまう場合があります。
また、避難所で過ごす場所が冷房機器が効きすぎる位置になってしまう場合もあります。
下着を含めた着替えを多めに持っていくなど、雨に濡れることを念頭におきながら備えておくことで、濡れたり、寒い場合にはすぐに着替えるなどの対応ができます。
雨の中の移動でも体が冷えてしまい、着替えや重ね着だけでは、寒さの改善につながらない場合もあります。
そのような時に体温を保てるように、エマージェンシーシートと言われる保温素材で作られた防寒用シートを活用しましょう。
エマージェンシーシートは、身体を包んだり、マットの下に敷いたりと言った使い方ができます。
避難所に毛布が準備されていればよいですが、無い場合もあります。毛布などをもって行ければ、間違いないですが、大雨の中、毛布を入れた非常用持ち出し袋を持って移動するのは、現実的ではありません。
軽くて小さくたためるエマージェンシーシートであれば、非常用持ち出し袋に入れても、邪魔になりません。
非常用持ち出し袋に入れておくエマージェンシーシートの種類としては、コンパクトに収納できる薄手のアルミシートで、がさがさ音の出にくい静音性の高い品がおすすめです。
大雨の影響を心配している状況で、寒さまで加わると心細さが増してしまいます。
普段とは違う状況の避難所で、少しでも落ち着いて過ごす為に、体温調整ができるよう大雨の避難の際には、着替えやエマージェンシーシートを準備しましょう。
≪画像元:Yahoo! ショッピング≫
避難所で空腹になった際に、食料が準備されているかはわかりません。
また、肌寒かったり心細さを覚えた場合に、温かい飲み物や甘いお菓子を食べたり飲んだりできると、ほっとできます。
非難するまでに時間があれば避難時に小さな水筒に温かい飲み物を入れて持参したり、非常用持ち出し袋に普段から食べ慣れているおやつなどがおすすめです。
持参する温かい飲み物は、利尿作用のあるカフェインが少ない玄米茶やカフェインが含まれていない麦茶などにします。
避難所では、高齢者に使いやすいトイレが、混んでいる場合もあります。トイレが遠い場所にあるかもしれません。
無理に尿意を我慢する必要はありませんが、頻回に行かなくてもすむように、カフェインに注意した飲み物を持参しましょう。
避難時には、避難の原因になる事柄によって、準備物を追加したり、入れ替えたりする必要があります。
非常用持ち出し袋に、普段から何が入っているかを把握しておきましょう。
大雨の時にはこれ、地震の時にはこれをと、何を追加したり入れ替えたりする必要があるのかを非常用持ち出し袋が置いてあるところにメモしておくと、いざという時にスムーズに行動できます。
落ち着いて避難する為には、避難となった時にどう行動するのかを、事前に、本人と家族、介護者とでシミュレーションしておきましょう。
管理できない土地を手放したい 相続土地国庫帰属制度は使えるか
来年4月よりJRの「ジパング倶楽部」「大人の休日倶楽部」の入会条件が変更 男女の年齢差がなくなり夫婦会員は廃止へ