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2000年に入ったころから「御朱印めぐり」が流行し、20年以上が経ちました。
現在ではパワースポット巡りと並んで、その人気が定着しつつあります。
しかし、御朱印について聞いたことがあるものの、
「御朱印ってそもそも何?」
「御朱印を集めてどうするの?」
という疑問を持っている方も多いでしょう。
そこでこの記事では、御朱印を集める理由や頂き方のマナーと初穂料(はつほりょう)の相場、メルカリでのグッズ取引や鉄道会社の御朱印「通称:鉄印」まで紹介します。
御朱印めぐりに興味のある方や、久しぶりに御朱印めぐりを楽しみたい方は、ぜひ参考にしてください。
御朱印とは、神社やお寺で参拝の証として頂く「記録」です。
そして御朱印帳は、「御朱印」を記録するための帳面です。御朱印帳は神社や寺院、文具店などで購入できます。
もともとは、参拝や奉納の証として発行されてきた御朱印ですが、近年では限定の御朱印やデザインの凝った美しい御朱印もあることから、御朱印集めは趣味として根強い人気を集めています。
御朱印は御朱印帳を持参して、授与所や納経所で記入してもらいます。
神社やお寺の由緒
ご本尊、御祭神の名前
参拝した日付
朱印
季節やその寺院や神社にちなんだ絵柄など
なかには切り絵や刺繍などかなり凝ったデザインが施されている場合もあります。
コロナ禍以降は対面での記入が難しいケースもあったことから、半紙に日付や判を押したものを置いておく寺院や神社も増えています。
御朱印を集める理由のひとつは、旅や参拝の記録として楽しむことです。
近年「パワースポット巡り」として寺院や神社を参拝する旅が流行しているため、その思い出を美しい御朱印帳に残したいというニーズも高まっています。
御朱印帳には参拝した日付が記録されるため、巡った神社やお寺の思い出を振り返ることができます。
最近では、色鮮やかで個性的なデザインの御朱印も登場しており、コレクターの心をくすぐります。
寺院や神社は神聖な場所であり、参拝の記録として頂く御朱印はスタンプラリーとは異なり、頂くうえで一定のマナーが存在します。
御朱印めぐりをする前に、確認しておきましょう。
まず、御朱印帳を準備しましょう。
神社や寺院で購入できますが、ネットショップや文具店でも販売されています。
注意点として、一般的なノートやメモ帳に御朱印を頂くのはマナー違反ですので、必ず専用の御朱印帳を使用しましょう。
また「1冊の御朱印帳に、さまざまな神社や寺院の御朱印をいただくのはOKなのか?」という疑問を持つ方もいると思います。
結論からいうと、これはOKです。ただし、心配な場合は神社と寺院の御朱印帳だけでも分けておくのも一つの手です。
御朱印は参拝の証です。参拝せずに御朱印を求めることは控え、まずは神社やお寺にしっかりとお参りしましょう。
鳥居や山門をくぐる前に会釈をして、敷居をまたいで入ったら、手水舎で手と口を清めましょう。本堂や本殿についたら、その寺院や神社の作法に従って参拝をします。
参拝を終えたら、授与所や納経所で御朱印帳を開けて渡し、御朱印を頂きます。
墨で日付やご本尊・御神体の名前が書かれ、印が押されるのが一般的です。御朱印を頂いたら、初穂料として300円~500円を納めるのが通例です。
御朱印の初穂料(お布施)は、ほとんどの神社やお寺で300円または500円です。
最近は凝ったデザインの御朱印も多く、1,000円を超える初穂料が必要な場合もあります。
一部では「初穂料を頂きません」という神社もありますが、その際はお賽銭を奉納したり、お守りを購入すると良いでしょう。
メルカリなどのフリマアプリでは、御朱印帳や御朱印グッズが取引されています。
特に限定デザインの御朱印帳や、ハンドメイドの御朱印帳ケースが人気ですので、気に入ったものがあれば購入しても良いでしょう。
しかし、御朱印そのものの購入には否定的な意見もあります。
そもそも御朱印とは、自分自身の参拝の証として頂くものであり、他人の参拝証をネットで購入するのは本来の趣旨に合わないという理由です。御朱印についての考え方や個人の宗教観もさまざまですので、よく考えてマナーの範囲内で取引をすると良いでしょう。
もし、なかなか足を運べない遠い寺院や神社の御朱印が欲しい場合、ネットで御朱印を申し込めば郵送してくれるところもあります。
コロナ禍以降はネット申込での郵送に対応している寺院や神社も増えているので、対応しているかどうか、調べてみると良いでしょう。
参照:生田神社限定御朱印
近年、鉄道会社やホテルが神社やお寺とコラボして、御朱印巡りにちなんだキャンペーンを開催することがあります。
鉄道会社の御朱印、通称「鉄印」として、鉄道ファンの新たな沿線の楽しみ方となっています。
これらのキャンペーンでは、特典としてオリジナル御朱印帳などのグッズ、もしくはキャンペーン参加者限定の御朱印(鉄印)などが頂けるケースもあります。
御朱印集めがさらに楽しめる工夫がされていますので、御朱印めぐりに取り入れてみると良いでしょう。
御朱印帳を手に、全国の神社やお寺を巡り、旅の記録としての御朱印を集めることは、多くの人にとって楽しい時間となります。
初穂料や参拝のマナーを守りながら、自分自身の参拝証として御朱印を大切に集め、自宅で眺めることで何度も参拝の思い出を楽しむことができるでしょう。
鉄道会社とのコラボやメルカリでのグッズ取引など、新たな楽しみ方も広がっていますが、御朱印の本来の意味を忘れずに心に留めておきましょう。
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